【5月申込分取扱い/全13作品】

マーティン・マクドナー作

「ビリーとヘレン」
会場/ル テアトル銀座(銀座)

翻訳・演出/栗田芳宏
出演/舘形比呂一 絵麻緒ゆう 近藤芳正 他

ヒットラーという男を中心に、世界中が戦争という遊びに熱中していた頃、世界の果ての小さな島に、孤児で体の不自由な、それはそれは不幸な少年が住んでいた。大人たちが戦争にかり出されてしまって老人と子供たちだけになってしまったその島では、不幸な少年をからかいいじめるのがみんなの唯一の娯楽だった。
そしてその少年は、何かといえば暴力をふるう狂暴な美少女を心密かに愛していた…。

俳優座劇場プロデュース No.65

「HELLO AND GOODBYE ハロー・アンド・グッドバイ
会場/俳優座劇場(六本木)

作/アソル・フガード  演出/栗山民也
出演/北村有起哉 久世星佳

1965年、夏。南アフリカ、ポート・エリザベス。事故で片足を失った父親と暮していたジョニーのもとへ、15年前に家を出たきり音信普通だった姉へスターが突然帰ってくる。彼女の目的は財産分与。
ヘスターを拒否するジョニーだったが取引を持ちかける「金は全部やる。家は俺に残せ」と。事故の補償金があるはずの父の荷物を探すヘスター、だがそこから出てくるものは…。

劇団NLT公演NO.117

「初恋」
会場/銀座みゆき館劇場(有楽町)

作/土田英生  演出/北澤秀人
出演/若菜一義 高越昭紀 霜山多加志 他

地方小都市にあるアパート「ハイツ結城」。近所では”ホモアパート”と呼ばれている。入居者は全員男性。勿論そういう趣味を持った男たちばかり。近所の高校生に窓ガラスを割られるなど嫌がらせを受けているアパートだが、管理人の結城小百合は父の代からのホモアパートに愛着と誇りを感じている。しかし彼女の思いをしりめに嫌がらせは日増しにエスカレートしていく。そんなある日、小百合のもとに、アパートの立ち退きをせまる手紙が届く。
生きていくことに矛盾を感じながらも、あるがままを受け入れ、しかも誇りだけは失わないで生きていこうと努力する男たちのおかしくも切ない物語。

芸術監督野村萬斎監修

「現代能楽集U 求塚 もとめづか
会場/シアタートラム(世田谷パブリックシアター)

作・演出/鐘下辰男
出演/吉本多香美 千葉哲也 他

古典の知恵と洗練を、現代の舞台創作にいかしていこうというコンセプトのもとに始められた現代能楽集の第2弾。
早春、京を目指す一人の僧が旅の途中で摂津国生の里に立ち寄り、若菜摘みに興じる乙女たちに出会う。僧は付近の案内を乞うが、乙女たちは古歌に名高い求塚についてだけは教えてくれない。やがて若菜摘みを終え、帰ってゆく乙女たちの中で、一人だけ残った女性が僧を求塚に案内してくれるが…。

ブロードウェイ・ミュージカル

「ピーターパン」
会場/東京国際フォーラム ホールC(有楽町)

演出/鈴木裕美  出演/中村美貴 鶴見辰吾 他

”大人になっても子どもの頃の心をわすれないように…”そんな思いを込めて、ジェームス・M・バリが公園で子どもたちに読み聞かせてきた妖精物語「小さな白鳥」が、1902年に出版され、「ピーターパン」の原案になったと言われています。
その後、「ピーターパン」は、絵本や映画、ミュージカルなど、さまざまな形で世界中の子どもたちに愛され続けています。1981年に榊原郁恵のピーターパンが日本に初めて舞い降りて以来毎年、ブロードウェイ・ミュージカル「ピーターパン」は日本中でたくさんの子どもたちを夢と冒険の世界に誘い、気高い勇気を与え続けています。

加藤健一事務所 Vol.57

「コミック・ポテンシャル」
会場/本多劇場(下北沢)

作/アラン・エイクボーン  演出/加藤健一
出演/細見大輔 加藤健一 他

人間たちによって完璧にプログラムされたロボットたちが俳優の仕事をしている近未来。かつてコメディ映画の監督として活躍していたディレクターのチャンドラーは、今日もロボットを相手にやる気のない演出をしている。ある日、チャンドラーの元へ、彼の大ファンで脚本家志望の青年アダムが訪れるが、彼はふとしたはずみでロボット女優のジェシーに恋をしてしまう。人間とロボットの恋の行方は…?
イギリスの天才喜劇作家が近未来を描くラブ・コメディ!

石原プロ 明治座提携 名作特別公演

「とおりゃんせ 深川人情澪通り
会場/明治座(浜町)

原作/北原亞以子「深川澪通り木戸番小屋」(講談社刊)
脚本/大野靖子  演出/水谷幹夫
出演/神田正輝 池上季実子 他

陽は登り、陽は沈む。木戸は開かれ、また閉じる。行く人、来る人、残る人。
深川の南のはずれ、澪通りの木戸番小屋には、一風変わった夫婦が住んでいた。名は笑兵衛と、お捨。誰も二人の過去については知らないが、その穏やかな人柄、暖かさに人々は心を許し、親しみを感じていた。木戸番夫婦と澪通りに住む人々それぞれに、それぞれの過去があった。過去から未来への希望を人情味豊かに描く、こころ揺さぶる珠玉のストーリー。

ファミリーエンターテイメント

「コロッケ奮闘公演」
会場/新宿コマ劇場(新宿)

【第一部】人情喜劇「泣きむし万吉奮闘記」
【第二部】コロッケのものまねオン・パレード2004
出演/コロッケ 小松政夫 風花舞 せんだみつお 他

身に覚えのない罪で島送りになっていた渡世人の万吉が、ご赦免になって帰ってきた。ところが親分は古参の子分達に引退を強要されて病で亡くなり、縄張りは売り飛ばされていた。親分の一人娘は、縄張りがなくなってせいせいした様子で「足を洗って」と頼む。しかし義理堅い万吉は、親分の無念を晴らそうと兄貴分達への復讐を誓うのだった。
兄貴分達を訪ねて歩く万吉。しかし行く先々で事情を聞いて、涙、涙。香典や出産祝いを置いて帰ることになってしまう…。はたして親分の無念を晴らすことはできるのか!?

ブロードウェイ・ミュージカル

「CABARET キャバレー
会場/東京国際フォーラム ホールC(有楽町)

演出/サム・メンデス ロブ・マーシャル(共同演出)

時は1929年、ヒトラーが凄まじい勢いで勢力を拡大している最中のこと。ドイツ・ベルリンにひとつのキャバレー「キット・カット・クラブ」があった。暗雲立ち込める世界情勢をまるで無視するかのように、そこでは、人間の欲望剥き出しの刹那的な日常が毎晩くりかえされていた。ベルリンにやってきたばかりのアメリカ人作家クリフとキャバレーのスター・サリーの恋…下宿の初老の女主人シュナイダーとユダヤ人シュルツの愛…。デカダンスの象徴のような怪しいMCが、ストーリーをくすぐっていく…。
愛を捨て、キャバレーでのステージを続けることを選んだサリーだが、ヒトラーの弾圧はさらに強まり、ついにはキャバレーの存続が…。

小津安二郎の傑作「おはよう」舞台化!

「ハロー、グッバイ
会場/彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(与野本町)

脚本・演出/竹内銃一郎
出演/菊地麻衣子 小林さやか 他  

昭和30年代を舞台に、子供の視線から庶民の生活を描いた小津安二郎の傑作映画「お早よう」が、竹内銃一郎の脚本演出「ハロー、グッバイ」として、装いも新に舞台化されます。
中学生の実と小学生の真琴兄妹とその両親の、テレビ購入をめぐるいさかいと家出。兄妹が英語を習っている福井平一郎と兄妹の叔母・節子のお互いに好意を抱いているのに言葉に出せないもどかしい関係。男の子達の憧れの的・京美の転校。主婦の他愛のない噂話など、とりとめのない昭和30年代の日常を温かく生き生きと描きます。

兵庫県立ピッコロ劇団創立10周年記念

「笑う女」
会場/新国立劇場 小劇場(初台)

 

どう描いても真実になりえない永遠のテーマ「女」に、3人の劇作家が挑みます。現代に生きる女性たちは、変貌を遂げたのか。女性の本来の姿とは。もうひとつの顔とは。はたして男性作家に女性の真実が描けるのか。女性作家はどんな女性を描くのか。どんな「女」を見せられても、何かひとこと言いたくなる。この世の女性の数だけ、「女」のドラマは存在する…。
関西演劇界のリーダー・内藤裕敬、京都を拠点に活動する気鋭の劇作家・鈴江俊郎。新進劇作家・森万紀。そこにベテラン演出家・藤原新平が加わる、豪華コラボレーションです。

TSUBASA MAKOTO THE LIVE

「真琴つばさ THE LIVE2004 I 
会場/NHKホール(渋谷)

 

2001年に宝塚歌劇団を惜しまれつつ退団し、現在は積極的に音楽活動を行なっている真琴つばさのライブです。
歌にダンスに、観客の心をつかんで離さないパフォーマンス。ファンならずとも必見のステージです。

ミュージカル

「エディット・ピアフ」
会場/アートスフィア(天王洲)

構成・演出/松浦雅子  出演/絵麻緒ゆう 大沢樹生 他

 

シャンソンの女王として世界に君臨し、47歳で波乱に満ちた短い人生の幕を閉じたエディット・ピアフ。華やかな男性遍歴や事件、事故など、常にスキャンダラスな話題に彩られていたピアフの世界をシャンソンの名曲と共に描き出します。

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