【11月申込分取扱い/全13作品】

浅田次郎原作

「ラブ・レター」
会場/博品館劇場(銀座)

原作/浅田次郎(集英社刊「鉄道員」より)  脚本・演出/新藤兼人
出演/大塚寧々 北村一輝 佐野瑞樹 滝田裕介 他

新宿歌舞伎町で、しがない裏ビデオ屋の店長を任されている高野吾郎。ある日彼は、世話になっているヤクザに頼まれて、中国人女性に妻の籍を売る事になる。偽装結婚である。やがて、店の摘発から留置場に入れられていた吾郎は、出所の日、妻・白蘭の死を知らされる。仕方なく、吾郎は夫として白蘭の遺体を引き取りに行くことに…。
そこで、吾郎は、白蘭のわずかに残された遺留品の中から自分宛ての手紙を見つける。つたない日本語で綴られたその手紙は、自らの数奇な運命を嘆くことも無く、ただただ感謝と愛を訴えるものだった。「吾郎さん 私が死んだら お願いひとつだけ。私を吾郎さんのお墓に入れてくれますか。吾郎さんのお嫁さんのまま死んでもいいですか…」。
現代日本を代表する作家・浅田次郎の同名小説を原作に、2002年文化勲章を受賞した日本映画界の最高峰、新藤兼人が脚本演出。女性を描いては右に出る者のない二人が初めて組む話題作です!

第6回東京芸術劇場ミュージカル月間公演

「ハムレット」
会場/東京芸術劇場 中ホール(池袋)

作/W・シェイクスピア  演出/栗田芳宏
出演/安寿ミラ 旺なつき 植本潤 他

どこまでもかっこいい安寿ミラのハムレットと、誰もの笑いと涙を誘い、世界一と絶賛された植本潤のオフィーリア。全ての場面が見せ場の連続。安寿ミラの「ハムレット」が2004年の芸術劇場で待望の再演です。
もう何百年も昔に生きることを止めてしまったにもかかわらず、演じることを止めず「ハムレット」を演じ続けている一座が、突然出現して「ハムレット」を演じ、また去っていく…。栗田芳宏の演出、宮川淋良の音楽、舘形比呂一の振付が、一糸乱れぬハーモニーをなし、観客すべてを観たこともない夢の世界に誘います。

2003年文学座 12月アトリエの会

「バラード」
会場/文学座アトリエ(信濃町)

作/川村毅  演出/藤原新平
出演/金内喜久夫 新橋耐子 他

県警の看守を務める初老の男。妻子のいる家庭を持ち、平凡な日々を送っていたある日、担当する留置場に殺人容疑の女が入れられてくる。男は妙に女が気にかかる。やがて女から密かに渡されるメモ。その中身には男への恋心が綴られていた…。
川村・藤原のコンビが、2年の月日を経て提供する川村毅作品第2弾。アトリエがふたたび川村ワールドに埋まります。

松竹製作

「新春浅草歌舞伎」
会場/浅草公会堂(浅草)

演目/@三人吉三巴白浪 A毛抜 B吉野山
出演/市川亀治郎 中村七之助 中村勘太郎 中村獅童 市川男女蔵

若手の実力派が一堂に会してお届けする「新春浅草歌舞伎」。
お嬢吉三、お坊吉三、和尚吉三による因果な関係を描いた「三人吉三巴白浪」、悪人の陰謀を見破る粂寺弾正の活躍を描いた「毛抜」、そして有名な傑作『義経千本桜』の中でも美しい一幕「吉野山」。第一部と第二部で同じ三演目をそれぞれ演じ手を変えて挑みます。

初春歌舞伎公演

「浮世塚比翼稲妻/戻橋」
会場/国立劇場 大劇場(半蔵門)

出演/中村芝翫 中村福助 中村橋之介 坂東三津五郎 他

2004年国立劇場の初芝居は、四世鶴屋南北が巧みな筆致で名場面を生み出した傑作「浮世塚比翼稲妻」と、格調高さとサスペンスの要素を兼ね備えた常盤津の大曲舞踊「戻橋」の二本立てでおおくりします。両作品ともに欠かせない「両花道」を設置して、正月らしい華やかさと歌舞伎の醍醐味に溢れた見応えのある内容です。

平成15年公共ホール演劇製作ネットワーク事業

「だれか、来る」
会場/世田谷パブリックシアター(三軒茶屋)

作/ヨン・フォッセ  演出/太田省吾
出演/品川徹 荻野目慶子 綱島郷太郎

演劇製作ネットワーク事業がおおくりする舞台。ノルウェーが生んだ”21世紀のベケット”、ヨン・フォッセの「だれか、来る」を太田省吾の演出で上演します。
海に面した入り江に、たった一軒たたずむ古い屋敷。世間から逃れてきた男と女。完全に”二人だけ”の世界を求めてやってきたはずが、二人は常に”だれか、来る”ことの不安に怯えている。怯えは互いの愛の確認で解消されるはずなのに、それに比例するように、互いの猜疑心もまた増大する。やがて、そこに若い男が登場して…。

ミュージカルショー

「BorderlessV」
会場/博品館劇場(銀座)

構成・詞/西村由紀  演出・音楽/橋爪貴明  
出演/三咲レア 華宮あいり 他

太陽が消えた?!漆黒の暗闇の中、太陽神を呼び戻すための舞を踊るウズメのもとへ、呼んでもいないのに不思議な妖獣たちが集まった。額に角を持つユニコーンに天馬ペガサス、魔獣キメラに水竜、黄金の獅子スフィンクス、そして月の神。太陽の化身フェニックスを逃がし、永遠の新月の夜を求める月神の企みにウズメは翻弄される。再び太陽を取り戻すためにフェニックスを捜し求めるウズメは、星々の煌く天空へ、そして黄泉の国へと旅立つ。
第一部「新月の夜の夢」では世界各地の古代神話に登場する、愛すべきキャラクターたちが勢ぞろい。クラシックバレエ、モダン、コンテンポラリーダンスがいっぱい。
第二部「SUN RISE SUN SET」では太陽をテーマに楽しい歌とダンスのパフォーマンス。ボーダーレスの第3弾はとにかく踊りまくります!

演劇ユニット トレランス 第3回公演

「クレオパトラの鼻」
会場/俳優座劇場(六本木)

作・演出/上杉祥三
出演/長野里美 上杉祥三 井之上チャル 他

演劇ユニット「トレランス」のご紹介。
トレランスとは寛容、寛大という意味。色々な才能と出会い、偏狭に固まることなく、お互いを受け入れて広い視野でやっていこうという姿勢の集団です。
2003年1月上演の「ルネッサンス」に引き続き、実在の人物より想を得た「クレオパトラの鼻」。お楽しみに。

トム・プロジェクト プロデュース

「掃除屋」
会場/シアタートップス(新宿)

作・演出/水谷龍二
出演/山田花子 柳家花緑 坂本あきら 小松和重 大出勉 佐藤二朗

どうしようもない兄と父を抱えた娘と、純情な掃除屋が恋に落ちる…。
親子・家族・愛情という不変的テーマを、時にはユーモアたっぷりに、時には激しく、そして哀愁感を漂わせながら運んでいくドラマツルギーが見事な、水谷龍二初期作品の傑作です。
トム・プロジェクト「乙女の祈り」で役者としての魅力を発揮した山田花子に、落語界の若きプリンス柳家花緑、そして元東京ヴォードビルショーのベテラン坂本あきらが出演します。

マシュー・ボーン最新作

「Nutcracker! くるみ割り人形」
会場/東京国際フォーラム ホールC(有楽町)

演出・振付/マシュー・ボーン
音楽/ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

古典の名作を、斬新な解釈で現代に蘇らせる演出振付家、マシュー・ボーン。2002年からスタートしたプロジェクト、ニュー・アドベンチャーズの2作目となる舞台が、「くるみ割り人形」です。少女の夢や恋をモチーフにした、世代を超えて心に響く物語…。誰もが耳にしたことのあるチャイコフスキーの音楽にのせて繰り広げられるストーリー・バレエは、スリルと感動に満ちた新たなるエンターテイメントです。

音楽と言葉が紡ぎ出すコメディ

「GOOD」
会場/パルコ劇場(渋谷)

作/C・P・テイラー  演出/山田和也
出演/西村雅彦 益岡徹 宇梶剛士 銀粉蝶 野村祐香 他

 

ある日、突然、思いもよらぬ災難に襲われてパニック!
こんなはずじゃあなかったのに…!!普通に幸せになりたいだけなんだ!!
1930年代、ヒトラーが独裁権を握るようになったドイツ。善良な一人の男が、ささやかな幸せを求めて右往左往する姿を滑稽に描きながらも、その結末は悪夢のような現実だった…。
コメディ仕立ての音楽劇です。

わらび座公演

「アテルイ 北の耀星」
会場/東京芸術劇場 中ホール(池袋)

原作/高橋克彦(「火怨 北の耀星アテルイ」)
脚本/杉山義法  演出/中村哮夫

黄金を求める大和朝廷は蝦夷(えみし)を「まつろわぬ民」として征圧を企てる。度重なる侵攻に、蝦夷は人間の誇りをかけて立ち上がる。その若きリーダーがアテルイだった。
大和軍との激しいたたかいが続く。アテルイは今は征夷大将軍となった幼なじみの田村麻呂と岩手山の麓で一騎打ちの場面を迎える。
ふとよみがえる遠い記憶。愛瀰詩。エミシとは母の愛のような広々とした大河の詩を意味すると語り合った日を。
蝦夷の慟哭のような岩手山大噴火。敗走する仲間たち。その姿に、アテルイはついに決断する…。

ラーメンズ第14回公演

「Study」
会場/本多劇場(下北沢)

作・演出/小林賢太郎
出演/ラーメンズ(小林賢太郎 片桐仁)

いま人気のラーメンズの新作ライブ。
小林賢太郎&片桐仁が、独特の笑いの世界を繰り広げます!

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