【6月申込分取扱い/全12作品】

パルコ・プロデュース公演

「WEE THOMAS<ウィー・トーマス>
会場/パルコ劇場(渋谷)

作/マーティン・マクドナー  演出/長塚圭史
出演/北村有起哉 佐藤康恵 中山祐一朗 三宅弘城 保村大和 加藤啓 六角慎司 板尾創路

昨年パルコ劇場で「マイ・ロックンロール・スター」を成功させた長塚圭史が、今回は翻訳劇の演出に初挑戦です。
過激派組織INLAに所属しているパドレイク。彼は仲間内からも”マッド”パドレイクとして恐れられる残酷で狂暴な男。そんな彼が幼い頃から溺愛している黒猫ウィー・トーマスが、ある日、何者かに殺されてしまったから、さあ大変。アイルランドで抵抗運動に励む男の子達の可笑しくもおバカで悲惨な姿が切れ味抜群のブラック・コメディに仕上げられています。

トム・プロジェクト プロデュース公演

「夏きたりなば」
会場/本多劇場(下北沢)

作・演出/ふたくちつよし  出演/森口博子 仁科亜季子 左右田一平 青木勇二 吉井有子

都心から1時間半程の所にある新興住宅地の一角、山本家のリビングでは、この家の主婦・紀子が朝食の後片付けや掃除に余念がない。今日は、いまだ独身の妹・博美が「大事な人」を連れてくる日なのだ。主人の正夫や一人娘の早苗は、紀子とは対照的に、いつもと変わらぬマイペースな休日を過ごしている。そんな中、博美が一人きりで山本家にやって来る。困惑する紀子に、博美は、今日連れてくるのは自分が在宅ケアーでまわっている一人暮しの老人なのだと打ち明ける。いつもひとりぼっちの老人に家族の暖かな雰囲気を味合わせたいというのだ…。

こまつ座第七十回公演

「頭痛 肩こり 樋口一葉」
会場/紀伊国屋サザンシアター(新宿南口)

作/井上ひさし  演出/木村光一  出演/有森也実 大塚道子 久世星佳 佐古真弓 他

痛むおつむに膏薬貼って、凝った肩には荷物を担ぎ、今日も仕入れに樋口一葉。
貧乏坂のぼって、母子坂くだって。
豪華な顔ぶれでお届けする、こまつ座夏の決定版!明治の夏の風物詩を彩った舞台に、蛍が舞い、幽霊が踊る…。女流作家・一葉樋口夏子の生涯を描きます。生者と死者のこころの交流が、さわやかな感動を呼びおこし、そしていま、一葉「奇蹟の十四ヶ月」の真実が、鮮やかに浮かび上がる…。

JOE Company

「ORB オーヴ」
会場/本多劇場(下北沢)

作・演出・出演/小野寺丈  出演/三浦浩一 黒田アーサー 中村由真 水谷あつし 他

その者たちの記憶はたぐり寄せてはならない。ジョー・カンパニーのファンタジック・ホラー!
その場所に…一人、二人と集まってきた。集まった者達は誰も過去を抱えていない、一切の記憶を失っていた。覚えているのは、あるサイトに書き込んだ事だけ…。
はじめて出逢う人々、そして、はじめて出逢う自分。見知らぬ人生に翻弄されながら、辿り着いたその場所は、世にも奇妙な不思議な村だった。
次々に起こる不思議な出来事。自分のなくした過去をひもといていく来訪者達。その行く先は、思いもよらぬ衝撃の結末だった…。

シアターアプル

「小堺クンのおすましでSHOWR」
会場/シアターアプル(新宿)

構成・演出/小堺一機  出演/小堺一機 松尾伴内 坂井香代子(欽ちゃん劇団) 他

1985年以来、毎年夏の公演として恒例となっている「小堺クンのおすましでSHOW」!
とにかくエンターテイメントを追求したこのステージは、誰が見ても楽しめます。
サブタイトルは「〜アニメより愛を込めて〜」。
観客達をあっと言わせるアイディアが満載です。

宇宙堂第3回公演

「りぼん」
会場/青山円形劇場(青山)

作・演出/渡辺えり子  出演/木野花 田根楽子 北原雅樹 渡辺えり子 他

嗚呼!歌え!恋歌を。明日は楽しいことばかり…。
戦前戦中戦後にわたって女達の暮しを見守ってきた「同潤会アパート」。このアパートを軸に、女達が肌身離さず守ってきたものの象徴「りぼん」で繋げるオムニバス式の物語。
大正生まれの老女たちの現実と記憶が入り乱れる物語です。幾度か消えた街。それでもしたたかに生きてきた女達を描きます…。

日生劇場

「五木ひろしスーパーライブ」
会場/日生劇場(日比谷)

【第一部】五木ひろしが綴る古賀政男メロディ  【第二部】五木ひろしヒットアルバム

芸術の殿堂「日生劇場」に、初登場。五木ひろしが古賀メロディをうたいます!
今回の公演は「流行歌<はやりうた>」をテーマに二部構成でおおくりします。
第一部は、昭和の「流行歌」を作り続けた古賀政男の、約5000曲におよぶといわれる”古賀メロディー”の中から厳選した曲を。
第二部では、数多くのヒット曲とさまざまなジャンルの楽曲をおとどけします。

新国立劇場 演劇9月公演 【維新派】

「nocturne ノクターン<月下の歩行者>
会場/新国立劇場 中ホール(初台)

構成・演出/松本雄吉  音楽監督/内橋和久

あの維新派「ヂャンヂャン★オペラ」が、新国立のステージへとやって来る!
月の輝く夜。暗闇にそびえ立つ大都市のシルエット。その路地を二群の人々の陰が疾走している。中国人の密航者と少年達である。彼らは都市の地下水道に潜っていく。少年達は、地下で生活する老人から生活用品を奪って走る…。
やがて、大都市に暮らす孤独な少年Aが、ひょんなことからその老人の奪われたトランクを手に入れてしまう。少年はトランクの中のトランジスタラジオから聞こえる不思議な音色に誘われて不思議な旅に出ることになる…。
通常は野外に劇団員自らの手で何ヶ月もかけて大劇場を建築し、公演後は釘一本残さずに立ち去る「維新派」。圧倒的な美術と、関西弁のイントネーションを生かした変拍子のリズムを駆使した台詞。新国立の劇場機構をフルに活用し、上演中絶えず動き続ける美術装置も圧巻。

蜷川シェイクスピア

「リチャード三世」
会場/日生劇場(日比谷)

作/W・シェイクスピア  演出/蜷川幸雄  出演/市村正親 香寿たつき 瑳川哲朗 夏木マリ 他

醜男で極悪非道なリチャード三世。華麗に軽快に、そして愛らしく…。
”薔薇戦争”の真っ只中の15世紀イングランド。ヨーク家の病気がちなエドワード四世が王となって以降、世の中には束の間の平和が訪れていた。しかし、醜い容姿と残忍な野心を持つ王弟リチャードは、平穏な時代に飽き足らず、王位継承者をことごとく殺して王位に就こうと計画する…。
「リチャード三世」は主題が極悪人神話ということに加え、この劇作自体が大変わかりやすい為、シェイクスピアの上演史の上でも特に人気の高い作品のひとつです。

アガサ・クリスティー

「そして誰もいなくなった」
会場/シアターアプル(新宿)

原作/アガサ・クリスティー  演出/小島靖
出演/山口祐一郎 匠ひびき 沢田亜矢子 今拓哉 天田俊明 他

「一通の招待状が、すべてのはじまり。巧妙な殺人トリックには意外な結末が。
クリスティー作品の中でも、巧みなトリックと繊細な心理描写が秀逸な有名ヒット作に、実力派キャストたちが挑みます。舞台は孤島。一軒の屋敷に、互いに面識のない8人の男女が招かれた。数日前に雇われたという使用人が出迎えるが、家主は姿を見せない。招待客も使用人も、誰一人として家主を知る者はいなかった。不審な思いを感じながらも8人が晩餐を楽しんでいると、突然どこからか不気味な声が聞こえ、その場にいる10人の過去の罪を暴き出す。凍りつく10人に、悲劇の幕が切って落とされた。マザーグースの詩になぞらえ、一人、また一人と殺されていく…。

東京ヴォードヴィルショー 創立30周年記念公演

「その場しのぎの男たち」
会場/本多劇場(下北沢)

作/三谷幸喜  演出/山田和也
出演/佐藤B作 佐渡稔 あめくみちこ (ゲスト/伊東四郎 山本龍二) 他

三谷幸喜の傑作・政治喜劇をリメイク上演!滑稽にして懸命なチャレンジストーリー。
明治24年。大津市で、来日中のロシア皇太子が、巡査・津田三蔵に襲われた「大津事件」。わずか組閣5日目の松方正義内閣にとっては、日本の命運に関わる大ピンチ!…であると共に、汚名を返上する大チャンス!
ない知恵をしぼって編み出す「その場しのぎ対応策」は、打つ手打つ手が面白いように外れていき、一同は混乱の深みにはまっていく。
冷徹に政治に命をかける伊東博文と、気のいいばかりで一流になりきれない三流政治家・松方正義の生き方の違い…。

兵庫県立ピッコロ劇団 第18回公演

「たてばしゃくやく すわればぼたん」
会場/紀伊国屋サザンシアター(新宿南口)

作/別役実  演出/藤原新平  出演/安達朋子 谷山佐知子 他

兵庫県立ピッコロ劇団創立10周年!別役風関西ことばを駆使したコメディー。
「舞台には電信柱が一本…」というお馴染みの風景から、お話は始まります。会社が倒産し、今後はくいッぱぐれのない乞食になろうと決意した女とその連れ合いが、そこに店開きしようとするのだが、そこへ近くの結婚式場から、足袋裸足の花婿が逃げてくる。当然、花嫁が、花嫁衣裳のまま追いかけてくる…。

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